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日本の人口減少問題を解決するために必要な新たな価値観とは?

日本の人口減少問題を解決するために必要な新たな価値観とは?

2023年4月12日に総務省が発表した2022年10月1日時点の人口推計によりますと、

外国人を含む総人口:1億2494万7千人(前年比55万6千人減)
*マイナスは12年連続

日本人のみ人口:1億2203万1千人(前年比75万人減)

となり、比較可能な1950年以降で最大の落ち込みとなりました。

また、将来を担う14歳以下は1450万3千人で、総人口に占める割合は過去最低の11.6%となりました。

出典:総務省統計局


人口の先細りは間違えなさそうです。

根が深く、すぐに解決できそうにないこの問題ですが、『新たな価値観』を持つことが突破口の1つになるのでは考えています。

今回は、少子高齢化・人口減少が爆発的に進んでいる、『徳島』という地方で活動するファイナンシャルプランナー目線で、新たな価値観が必要とされる理由やそのメリット・デメリット、資産運用の重要性などを含めた解決策について考えていきまたいと思います。

執筆者 岡本昌幸 資産運用特化型ファイナンシャルプランナー 手証券会社にて16年勤務したのち、2021年に地元徳島県で資産運用に特化したファイナンシャルプランナー事務所である、ひとざい投資104株式会社を設立。セミナーや個別相談などを通じて、法人顧客へは従業員への福利厚生として、個人顧客へは転ばぬ先の杖として金融教育や資産運用アドバイスを提供している。 地元国立大学や金融機関へもサービスを提供する一方で、顧客は全国へ広がっている。 日本株系YouTubeチャンネル『株学』も運営。双子の女の子のパパでもある。

目次

「働き方改革」の推進

ワークライフバランス

まず、日本の人口減少問題を解決するために必要な新たな価値観として、働き方改革の推進が挙げられます。

従来のような長時間労働や定年までの一本道のキャリアでは、若い世代が魅力を感じず、出産・子育てを優先するために働き方を選択しない人が多くなっています。

このため、テレワークのような柔軟な働き方や副業の推進、育児休暇や介護休暇の充実など、多様なライフスタイルに対応できる働き方が求められています。


【メリット】
・労働者が自由度の高い働き方ができるため、ワークライフバランスが取りやすくなり、ストレス軽減につながる。
・働く人口が増えるため、経済活動が活性化する。

【デメリット】
・柔軟な働き方により、労働時間の長さや労働環境が不安定になる可能性がある。
・企業にとっては、労働者の管理が難しくなることがある。

「少子化対策」の充実

少子化対策

次に、少子化対策の充実が必要とされています。

例えば、育児支援制度の充実や、教育制度の改善により、子育てにおける負担を軽減することが求められています。

また、子育てを支援する取り組みや地域の活性化により、若者が地方に定住する環境整備が必要です。


【メリット】
・子育てをしやすい環境が整備されることで、若い世代が地方に定住しやすくなり、地域活性化につながる。
・子育てがしやすい環境が整備されることで、出生率の向上が期待できる。

【デメリット】
・財政負担が大きくなる可能性がある。
・支援制度が充実した場合、制度を悪用するケースも生じる可能性がある。

「多様性の尊重」の推進

3つ目に、多様性の尊重が必要とされています。

異なる価値観を持った人々が共存する社会において、多様性を尊重することが求められています。

例えば、女性や外国人労働者など、多様な人材を積極的に採用することが必要です。


【メリット】
・異なる人材を採用することで、企業がグローバル化し、新たな市場を開拓できる可能性がある。
・多様性があることで、企業内の意見の幅が広がり、より創造的なアイデアが生まれる可能性がある。

【デメリット】
・コミュニケーション上の課題が生じる可能性がある。
・文化や言語の違いによる摩擦が生じる可能性がある。

「資産運用」の重要性

資産運用

最後に、資産運用の重要性について考えてみましょう。

少子高齢化が進む中、食料やエネルギーの多くを輸入に頼っている日本にとっては、

①過度なインフレが進むリスク
②年金制度の維持が難しくなる可能性


を心配しなければいけません。

このため、個人でも資産運用を行うことが必要となります。

例えば、株式や不動産など、運用方法は様々ですが、リスクとリターンのバランスを考え、資産運用を行うことで、将来に備えることができます。

ただし、資産運用にはリスクがつきまとうため、十分な知識と情報収集が必要です。
そのため金融教育の推進と、相談に対して中立的にアドバイスのもらえるアドバイザーの整備は急務であると感じています。

また、資産運用は将来に備えるための手段であるため、必ずしも高いリターンを得ることが目的ではありません。

リスクとリターンのバランスを考えた上で、慎重な運用を心がけることが重要です。


【メリット】
・個人でも年金制度に依存しない老後資金を作ることができる。
・資産運用によって、将来の生活に安心感が得られる。

【デメリット】
・投資にはリスクがつきまとうため、慎重な運用が求められる。
・知識不足による投資失敗のリスクがある。


以上が、少子高齢化・人口減少が爆発的に進んでいる、『徳島』という地方で活動するファイナンシャルプランナー目線で考えた日本の人口減少問題を解決するために必要な新たな価値観です。

この少子高齢化・人口減少という問題は、国や地方自治体だけでなく、個人の意識や行動にも大きく関わる問題です。

私たち一人一人が、自分自身の生活や地域社会の未来を見据えて、積極的に取り組んでいくことが求められています。

そしてそれを実践しやすいのが、都市部よりも早くにこの問題に直面している『地方』だと思います。

地方から新しい価値観を生み出し、日本を変えていく。

そんなことができたらすごく楽しいだろうなと思います。



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