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激動の2022年4月、大きな変化を捉えるために

激動の2022年4月、大きな変化を捉えるために

以前のブログで、2022年4月から成人年齢が18歳へ引き下げされることや年金制度の改正が行われることを書き、大変反響をいただきました。

ですが変化はそれだけにとどまらず、他にもたくさんの変化が起こっています。

これだけ大きな変化が同じ年にまとめて起こることはまずありません。
数十年に一回、いや数百年に一回と言っても過言ではないかもしれません。
新時代への突入が始まっています。

新時代が始まったことにより、昨日までの『常識』は今日の『非常識』になってしまいました。

転ばぬ先の杖として、そして未来を指し示す指針として、

『何が変わり、どのように変わるのか?』
『それが我々の生活にどのような影響を与えるのか?』


を今回のブログでは書いていこうかと思います。
ある程度わかっていることもあるかとは思いますが、おさらいや再確認にもなると思います。
ご参考にしていただけると幸いです。

値上げラッシュ!!

食品値上げ
これは今に始まったことではありませんが、ロシアのよるウクライナ侵攻を受け、さらにスピードが加速しています。

まずは、ロシアは原油やLNG(液化天然ガス)の一大産地ですが、経済制裁の一環でそれらの輸入を禁止する国が増えており、原油やLNGの価格が大きく上がっています。
ガソリンの小売価格も1ℓ=170円程度まで値上がりしています。

そしてそれらを使い電気は発電されるわけですが、コスト増により北陸・関西・中国を除く大手電力会社7社が家庭向け電気料金の引き上げを発表しています。

それ以外にも、ウクライナは穀倉地帯であり、たくさんの穀物が栽培されています。
その中でも小麦に関しては世界最大級の輸出大国です。

そのウクライナが侵攻をうけたことにより輸出は困難な状況ですし、種まきや収穫にも大きな支障が出ています。
これにより、長期間小麦が不足する懸念が大きくなり、輸入小麦の価格が半年前と比べ17.3%引き上げられました。
今後パンやパスタなど小麦製品へ対する影響もさらに大きくなると予想されています。

それ以外にもたくさんの値上げが予定されています。
以下には一例を挙げておきます。

・首都高料金上限額引き上げ
・花王、おむつ「メリーズ」出荷価格10%引き上げ
・ブリジストン、国内乗用車用タイヤを平均7%値上げ
・日清オイリオグループ、食料油を値上げ
・カゴメ、ケチャップなど調味料を3~9%値上げ
・雪印メグミルク家庭用チーズを値上げ

どれも生活に密接に関係したものの値上げです。
大きな影響が出てくるのはもちろん、さらに値上げラッシュは続くと予想しています。

成人年齢の引き下げ

成人
これはもうご存知の方も多いかとは思いますが、成人年齢が20歳から18歳へ引き下げされます。

だからといって今まで20歳になったらできていたことが、すべて18歳からできるということではありません。
例えば、お酒や喫煙は20歳からで変わりません。

しかし、ローンの契約や、クレジットカードの作成などは18歳から可能になります。
こういう制度改正の際は、往々にしてその変化を狙った詐欺や犯罪が横行します。
不必要なトラブルに巻き込まれないよう十分注意と知識が必要です。

18歳、19歳が犯罪を犯した場合、実名報道が解禁されます。

また、結婚できる年齢は男女ともに18歳になります。

東京証券取引所はこう変わる

日本株
4月4日から東京証券取引所の市場構成が再編されます。

現状は、

東証1部
東証2部
JASDAQ
マザーズ

の4つの市場構成でしたが、今回の再編で、

プライム
スタンダード
グロース

の3つの構成に変わります。

これに伴い、上場条件や上場銘柄数も大きく見直しされる予定でしたが、現在その内容は骨抜きとなっており、「呼び方が変わっただけで、内容はほとんど変わらない」感は否めません。
今後のさらなる改革に期待しています。

また、これに伴い社名を変更する企業もいくつかありますのでご注意ください。
例えば、パナソニックは持ち株会社へ移行し、パナソニックホールディングスへ社名変更します。

それ以外にもたくさんの変化が!!

変化はチャンス
公的年金制度も大きく改正され、繰り上げ受給した際の減額率が0.5%から0.4%へ緩和され、受給開始タイミングも75歳まで遅らせることが可能になります。
それ以外にも年金手帳の廃止、在職老齢年金の見直しなどたくさんの変化があります。

また、不妊治療の公的保険適用開始や、スプーンなどの使い捨てプラスチック12品目削減の義務化など、社会問題を解決するための施策も開始されます。

そんな中、僕が注目した変化が、

対象は新規口座に限定されますが、『三菱UFJ銀行が紙通帳に年550円の手数料をかける』という話です。

いまさら?
遅くない?

なんて声も聞こえてきそうですが、預金金利が低位で推移し、預金者が銀行にお金を預けておくメリットが薄れつつある中、これは英断と言ってもいいかと思います。
しかも今回それを実施するのが『三菱UFJ銀行』。
言わずと知れた本邦ナンバーワンの銀行です。

今後追随する銀行が続々と出てくると考えて間違いないかと思います。

僕が証券会社に勤務していた時、「証券会社やネット銀行は通帳がないからなんか不安。」なんてことをよく言われましたが、世の中はペーパレスと効率化の方向に大きく舵を切っています。

2009年に行われた『株券電子化』のように『通帳電子化』が進み、「紙通帳があれば安心」という神話は近いうちに崩壊するのではないかと考えています。


いかがでしたでしょうか?
ご紹介したものはほんの一部であり、これら以外にもたくさんの変化が生まれてきています。

時代はすごいスピードで変化しています。
昨日までの常識は、今日の非常識なんてことはザラに出てくると思います。
常に情報をアップデートしていき、最適な答えを導き出せるようにしておきましょう。

そのお力に少しでもなれればいいなと思っています。



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