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世界人口爆発の終焉が見えてきた

世界人口爆発の終焉が見えてきた

7月13日の新聞にこんな見出しがありました。

『世界人口年内に80億人』

国連が世界人口デーに合わせて発表した世界の人口に関する報告書で明らかになったそうです。

時期は今年11月半ばまでにとのこと。
近いうちにそうなることを僕は知っていたので、「ついに来たか。」という感覚でした。

しかし今回の報告書にはそれ以外にもたくさんの衝撃的なことが書かれており、将来が心配になってくる内容でした。

例えば、来年2023年にはインドが中国の人口を超えて世界最多になるそうです。

中国の人口は現在14億2600万人、インドは14億1200万人です。
それが2050年には中国13億1700万人、インドは16億6800万人になるとのこと。

インドは人口増加率が低下傾向にあるものの、乳幼児死亡率が低下しているため増加傾向が続くのだそう。
一方で中国は、1979年に開始し、2016年に廃止した『一人っ子政策』の影響が如実に出ており、人口は減少していくとのこと。

そうは言っても約27年で中国の人口が1億900万人減少するのはすごいですよね。
日本の総人口がゼロになるのとほぼ同じです。

今回は、世界の人口がどうなっていくのか?
そして日本はどうなっていくのか?

をお話していきたいと思います。

人口が爆発的に増える地域

人口
2050年には世界人口は97億人に達すると言われています。

その2050年時点の人口分布をみてみると、東アジアと東南アジアの合計が23億人と世界人口の29%を占めています。

元々人口割合が多い地域ではありますが、インドネシアを中心にまだまだ人口は増えていくそうです。
今後の経済の発展も人口増加の後押しとなるのだろうと思います。

そして一番人口増加割合が高かった地域はどこだと思いますか?

ご存知のかたも多いかもしれませんが、正解はサハラ砂漠以南のアフリカです。

現在でも人口は11億5200万人とたくさんの方が住んでいらっしゃるのですが、2050年までに約20億9400万人となるそうです。
約2倍になる計算です。

実はこの増加数は、2050年までに世界全体で増える人口の約半分を占めています。

ですから現在世界各国がアフリカ諸国への支援を強化し、その成長の恩恵を得ようとしています。
特に中国の動きは激しいものがあります。

アフリカ諸国への支援をどれだけでき、その成長の恩恵をどれだけ得ることができるか?

これが2050年に世界のトップを走る国を考察する上で重要な要素になるかもしれません。

世界的に進む『少子高齢化』

孫
国連によると、新型コロナウイルスの流行の影響で世界の平均寿命は2019年の72.8歳から2020年には71.0歳へ落ち込んだそうです。

また多くの国で出生率も低下しており、2020年には1950年以降初めて世界人口増加率は1%を下回りました。

それだけではありません。
世界的に少子高齢化も進展しており、2018年に65歳人口が5歳未満人口を上回りました。

2050年には、現在2022年の世界人口に占める65歳以上の人口割合9.7%から16.4%に上昇し、12歳未満の人口割合とほぼ同じになるそうです。

世界的に進む少子高齢化ですが、その一番先を進んでいるのが日本です。そして次が中国です。
ということは、世界で一番高齢者向けビジネスのノウハウを持っているのが日本であるということ。

この部分は今後日本の強力な強みになってくるのではないかと考えています。

また、少子高齢化の影響により、世界人口は2080年代に104億人で頭打ち。
2100年までは横ばいが続くそうです。

現在はドンドンと人口が増えている世界ですが、2100年以降には人口減少という大きな問題に直面しそうです。

日本の現状

日本はどうでしょうか?

日本の人口がもうすでに減り始めていることは皆さんご存知かと思います。
しかも2021年には東京の人口も26年ぶりに減少に転じています。

新型コロナの蔓延や、リモートワークの普及も関係しているかとは思いますが、大きな変化です。

そんな日本ですが、子どもの数も減り続けています。

2020年には小中学校に通う児童生徒の数が全国で約956万人と10年前より100万人近く減ってます。
これはパーセントでいうと約9%の減少。
すごいスピードで減り続けていることがわかります。

また、10年間で児童生徒数が30%以上減った自治体の数を共同通信が調べたところ、全国1892市区町村のうち346市区町村に上ったそうです。
これは全体の約18%。

僕の住んでいる徳島でもそうですが、過疎化も相まって学校の統廃合や休校が加速しています。

『将来何が起こるかわからない。』

そのとおりだと思います。
ですが人口動態だけは、大体予測できます。

現在10歳の子どもは10年後20歳です。
ということは、現在の10歳の人口よりも、10年後の20歳の人口が増えることはまずありません。
移民を積極的に受け入れるならば別ですが・・・

世界一少子高齢化が進む日本。
高齢者ビジネスの輸出やAIの活用などを積極的に行うことにより、今置かれている状況をプラスに変える必要性があると思います。



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